No.208 - 中島みゆきの詩(11)ひまわり

今までに中島みゆきさんの詩について11回、書きました。次の記事です。 No.  35 - 中島みゆき「時代」 No.  64 - 中島みゆきの詩( 1)自立する言葉 No.  65 - 中島みゆきの詩( 2)愛を語る言葉 No.  66 - 中島みゆきの詩( 3)別れと出会い No.  67 - 中島みゆきの詩( 4)社会と人間 No.  68 - 中島みゆきの詩( 5)人生・歌手・時代 No.130 - 中島みゆきの詩( 6)メディアと黙示録 No.153 - 中島みゆきの詩( 7)樋口一葉 No.168 - 中島みゆきの詩( 8)春なのに No.179 - 中島みゆきの詩( 9)春の出会い No.185 - 中島みゆきの詩(10)ホームにて 今回はその続きで《ひまわり“SUNWARD”》を取り上げます。なぜかと言うと、前回の No.207「大陸を渡った農作物」で、アメリカ大陸原産で世界に広まった農作物として向日葵ひまわりに触れたため、この曲…

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No.207 - 大陸を渡った農作物

前回のNo.206「大陸を渡ったジャガイモ」の続きです。アンデス高地が原産のジャガイモは16世紀以降、世界に広まりました。もちろん日本でもジャガイモ料理は親しまれていて、肉じゃがやポテトサラダ、ポテトコロッケなどがすぐに浮かびます。ジャガイモはドイツの「国民食」であり、ジャガイモのないドイツ料理など想像もできないわけですが、ドイツだけでなく世界中の食卓にあがっています。 フライド・ポテト(アメリカでフレンチ・フライ、英国でチップス)とその仲間も世界中で食べられています。ベルギーに初めて旅行したとき、食事のときにもベルギー・ビールのつまみにも、現地の人はフライド・ポテト(ベルギーで言う "フリッツ")にマヨネーズをつけて食べていました。極めて一般的な食べ物のようで、それもそのはず、フライド・ポテトはベルギーが発祥のようです。 ムール貝の白ワイン蒸しとフリッツ。これを食べないとベルギーに行ったことにならない(?)、代表的なベルギー料理(Wikipedia)。 ジャガイモと同じようにアメリカ大陸が原産地で、16世紀以降に世界に広まった農作物や食品はたくさんあります。No.206「大陸を渡ったジャガイモ」で、世界で作付け面積が多い農作物は、小麦、トウモロコシ、稲、ジャガイモだと書きましたが、そのトウモロコシもアメリカ原産で、その栽培種は中央アメリカのマヤ文明・アステカ文明で作り出されたものです。 トウモロコシ トウモロコシは食用にしますが、それよりも重要なのは飼料用穀物として…

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