No.380 - 似鳥美術館
過去の記事で、13の "個人コレクション美術館" を紹介しました。以下の美術館です。
No. 95バーンズ・コレクション米:フィラデルフィア
No.155コートールド・コレクション英:ロンドン
No.157ノートン・サイモン美術館米:カリフォルニア
No.158クレラー・ミュラー美術館オランダ:オッテルロー
No.167ティッセン・ボルネミッサ美術館スペイン:マドリード
No.192グルベンキアン美術館ポルトガル:リスボン
No.202ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館オランダ:ロッテルダム
No.216フィリップス・コレクション米:ワシントンDC
No.217ポルディ・ペッツォーリ美術館イタリア:ミラノ
No.242ホキ美術館千葉市
No.263イザベラ・ステュアート・ガードナー美術館米:ボストン
No.279笠間日動美術館茨城県・笠間市
No.303松下美術館鹿児島県・霧島市
笠間日動美術館以外は、いずれもコレクターの名が冠されています。ちなみに最後の「松下」は、松下幸之助のことではなく、霧島市出身の医師、松下兼知かねとも氏です。
今回は、その "個人コレクション美術館" シリーズの14番目として、北海道・小樽市にある似鳥美術館のことを書きます。
小樽
似鳥美術館について語る場合、まず、小樽という都市の歴史から入るのが適切でしょう。小樽は、明治になってからニシン漁の拠点として発展を遂げました。多いときには年間1億トンの水揚げと…